
「東京で動画制作会社を探しているけど、どこに依頼すれば良いか分からない」──そんな悩みを抱える企業のマーケティング・広報担当者は少なくありません。
動画は企業のブランドイメージ向上や集客・採用活動に効果的な手段ですが、東京都内には数多くの動画制作会社が存在し、初めて依頼する場合は選定に迷ってしまうことでしょう。
本記事では、動画制作会社を選ぶポイントや動画制作の費用相場を解説し、東京でおすすめの動画制作会社10社【2025年最新版】を比較紹介します。
自社にぴったりの制作会社選びの参考にしていただき、最適なパートナーを見つける一助になれば幸いです。
1. 東京で動画制作会社を選ぶポイント

東京都内には大小さまざまな動画制作会社がありますが、どの会社に依頼すべきか判断するためにいくつか注目すべきポイントがあります。
ここでは初めて動画制作を外注する担当者でも失敗しないために押さえておきたい5つのポイントを紹介します。
1-1. ポイント① 制作実績(ポートフォリオ)を確認する
まず動画制作会社の実績を確認しましょう。過去にどんな企業・業界向けの動画を制作しているかを見ることで、その会社の得意分野や制作物のクオリティを把握できます。
実績本数が多い会社ほど信頼性が高い傾向にありますし、公開されている動画を視聴すればデザインのテイストや訴求力のレベルも判断できます。自社の求めるイメージに近い動画を作った経験がある会社であれば、安心して依頼できるでしょう。
1-2. ポイント② 得意分野・制作可能な動画の種類
動画制作会社ごとに得意分野や専門領域があります。例えば、企業のPR動画や採用動画が得意な会社、商品説明やサービス紹介などビジネス向け動画を専門とする会社、アニメーション制作に強い会社、Web動画広告に特化した会社など様々です。
自社が作りたい動画の種類に対応できる会社かどうか、またその分野で高い専門性を持っているかをチェックしましょう。得意分野が自社の目的と合致していれば、より効果的な映像を作ってもらえる可能性が高まります。
1-3. ポイント③ 見積もり価格とコストパフォーマンス
費用も重要な選定基準です。同じ内容・尺の動画でも制作会社によって見積もり額は大きく異なることがあります。
複数社から見積もりを取り、予算内で納得できる価格か比較しましょう。また単に安いだけでなく、提示された金額に見合うクオリティやサービス内容か(コストパフォーマンス)は必ず確認します。
中には独自の効率的な制作フローで高品質な動画を低価格提供している会社もあるので、価格面と品質面のバランスを総合的に判断すると良いでしょう。
1-4. ポイント④ 企画提案力や課題理解力
動画制作を企画段階から相談したい場合、その会社の企画提案力も重要です。他社にない独自のアイデアや、マーケティング視点に基づいた企画力があれば、こちらが気付いていない魅力や課題解決策を映像に落とし込んでくれるでしょう。
特に映像のストーリー性を重視したい場合は、脚本力や演出力の高いクリエイターが在籍しているかもポイントです。依頼前に打ち合わせで感じた提案の質やヒアリング力から、その会社が自社の課題をどれだけ理解し最適な動画プランを考えてくれそうかを見極めることが大切です。
1-5. ポイント⑤ 企対応速度や評判(口コミ)は?
最後に、納期対応や評判も確認しましょう。納期がタイトな案件に強い会社や、レスポンスが早く柔軟に対応してくれる会社だと安心です。また実際に利用した企業の口コミや事例紹介、ホームページの「お客様の声」などがあれば目を通します。
対応の丁寧さや納品後の効果についての評価が高い会社であれば、初めてでも安心して任せられるはずです。口コミ情報はネット検索や制作会社のSNSなどからも得られるので、可能な範囲でリサーチしてみましょう。 以上のポイントを踏まえ、自社の目的や優先事項に合った動画制作会社を絞り込んでいくことが成功への第一歩です。
2. 東京の動画制作会社に依頼する際の費用相場

2-1. 動画制作費用の相場
動画制作を外注する際に気になるのが費用相場です。制作費は動画の種類や内容、尺の長さ、撮影規模、CGやアニメーションの有無などによって大きく変動します。
東京都の相場だから特別高額というわけではありませんが、一般的にクオリティを求めるほど費用も上がる傾向にあります。 結論から言うと、動画一本あたり数万円~数百万円以上と幅広く、簡易な編集作業のみの場合は数万円程度、凝った企業PR映像やCMクラスの動画制作では数百万円になるケースもあります。
たとえば、Web用の広告動画制作では100万円~300万円ほどが一つの目安と言われています。目安は企画内容により変動し、フリーランスに依頼する場合は数万円で対応してもらえることもあります。
一方、商品紹介動画やサービス紹介動画であれば30万円~200万円程度が相場で、内容次第で大きく上下します。
またアニメーション動画は実写より工数がかかるため10万円~300万円程度、VR動画など最新技術を用いた映像では数百万円規模になることもあります。

具体的な費用例をいくつか挙げると、簡単なYouTube用動画(テロップ入れやカット編集中心)なら数万円〜請け負うフリーランスやサービスもあります。
セミナーやイベント記録動画はシンプルな編集なら5万円から10万円程度から、凝った編集や複数カメラ撮影を行うと50万円近くになることもあります。
研修用動画(講師の撮影やドラマ仕立てのもの)は内容によりますが、60万円~数百万円まで幅があります。そしてテレビCMクラスになると制作費だけで1,000万円を超え、タレントを起用すればさらに別途出演料が発生します。
このように相場のレンジは広いですが、多くの中小企業が依頼する企業紹介動画や求人動画などは、おおむね50万~200万円前後に収まるケースが多いようです。
また最近では動画制作とセットで広告運用まで任せられるプランや、テンプレートを活用して低コスト化を図るサービスも登場しており、予算に応じた提案が各社可能となっています。 ポイントは「見積もりの内訳を確認すること」です。撮影日数や編集工程、アニメ制作費、BGMやナレーション費用などが明確に提示される会社は信頼できますし、不明瞭な項目がある場合は質問しましょう。
一部の東京の動画制作会社の中には初回の企画提案を無料で行ってくれるところもあり、予算に合わせて柔軟にプランニングしてくれる会社もあります。
まずは複数社に相談し、自社の目的に見合う適正価格の提案を見極めることが大切です。
3. 東京の動画制作会社おすすめ10社【2025年最新版】

それではいよいよ、東京都内でおすすめの動画制作会社10社を紹介します。それぞれ得意分野や強み、実績が異なりますので、自社のニーズにマッチしそうな会社をぜひ比較検討してみてください。
なお、本記事で取り上げる企業は、低コストに強みを持つ会社から多彩なクリエイティブ力を持つ会社まで幅広くピックアップしています(順不同)。各社の特徴を参考に、自社に最適なパートナー選びの材料としていただければ幸いです。
3-1. アクエリアス ムービーズ | AQUARIUS MOVIES

弊社、株式会社アクエリアスは企画・撮影・編集からWeb制作・広告運用までワンストップで提供し、低コストと高品質を両立する動画制作サービスです。また、創業13年以上の豊富な制作実績を活かし、短納期の案件や大量制作案件でも質を落とさず対応可能です。さらには、東京で10年以上モデルエージェンシーを運営してきた強みを活かし、モデル・役者・ナレーターなど出演者のキャスティングを自社内で完結できる体制を整えています。中間マージンが発生せず低コストで映像制作を提供できるのが大きなメリットです。
特に商品紹介動画・サービス紹介動画、WebCM、採用動画、インタビュー動画などWeb動画広告分野を専門としていて、限られた守備範囲に経営資源を集中することで高い品質を担保しています。 さらに、ストーリー性豊かな映像作りを得意としている点も見逃せません。実写からドローン撮影、アニメーションまで幅広い表現技法に対応し、クリエイティブ面での提案力にも定評があります。
企画力・提案力からキャスティング、映像制作、さらにはWebサイト制作や広告運用支援まで一貫対応できる総合力を備えていて、中小企業でも手の届きやすい価格帯でハイクオリティな動画を制作してくれるのが弊社の強みです。
短納期の案件や「とにかくワンストップで任せたい」というニーズにも応えてくれるため、自社の課題に寄り添った映像ソリューションを求める企業にとって心強いパートナーと言えるでしょう。
3-2.シングメディア(PROOX)
シングメディア株式会社は、2018年に東京都渋谷区で設立された映像制作ベンチャーです。社内に企画・撮影・編集のクリエイティブチームを一貫体制で抱え、テレビCMやWeb CM、プロモーションムービー、スマホ向け縦型ショートドラマなど多彩なジャンルを手がけています。特にSNSやスマホ視聴に最適化した短尺・縦型動画の制作フローを独自に確立しているため、スピーディーかつ高品質な映像を低コストで提供できる点が強みです。
また、マーケティング部門との緊密な連携により、単に映像を作るだけでなく「視聴者の行動を促す」戦略設計まで含めたサービスを提供。定額制のパッケージプラン(ショート動画ベーシック、ウェビナーダイジェスト+SNSカット、フルカスタムプレミアムなど)を用意し、企業の予算や目的に応じた柔軟な発注が可能です。スマホネイティブ世代へのリーチ強化を図りたい企業や、限られた予算でプロモーション効果を最大化したい企業にとって、シングメディアは心強いパートナーと言えるでしょう。
3-3.OUNCE(オンス)
OUNCE株式会社(オンス)は、2009年6月に「撮って出しエンドロール」を手がけるブランドとして始まり、渋谷区千駄ヶ谷を拠点にウェディング映像を中心とした高品位な映像制作を展開するクリエイターチームです。独自の哲学「人にはみな、愛すべきストーリーがある」を掲げ、結婚式という人生の節目に普遍的かつ本質的なドラマを映像として丁寧に紡ぎ出すことに注力しています。
代表の飯塚博氏はアメリカの芸術・映画を学んだのち、日本のウェディング文化に即した表現美を追求。式当日に撮った映像を即座に披露宴で上映するSame Day Edit(撮って出しエンドロール)は、ゲストの驚きと感動を同時に演出する演出として高い評価を得ています。
さらに挙式から披露宴をまとめるAll Day、前撮りをショートムービー化するEngagement Film、コンセプト重視のShort Film、そして企業プロモーションにも対応するCorporate映像制作まで、多彩な形式で提供しています。
映像制作はすべて社内チームで完結し、外部委託を抑えることでコストパフォーマンスと柔軟性を確保。クライアントとの対話を通じて一組一組のストーリーを構築し、自社チームの専属体制によって一貫性のある品質を担保しています。赤坂プリンスクラシックハウス、フォーシーズンズホテル東京大手町、The Okura Tokyoなど格式ある会場との提携によって、信頼性の高い実績と評価を築いています。
OUNCEは、ウェディングを映像の可能性で豊かに表現し、感動を永続させるだけでなく、企業向けのシネマティック動画によってブランド価値の向上にも貢献するパートナーとして、今後もその存在感を高めていくことが期待されます。
3-4.モバーシャル株式会社
モバーシャル株式会社は、動画マーケティングに強みを持つ映像制作会社です。自社内に企画・撮影・編集のクリエイティブチームを抱えていて、スピーディーかつクオリティの高い動画を提供できます。
特にマーケティング部門との連携体制が整っているため、単に映像を作るだけでなくターゲットに響く効果的な動画を作ってくれる点が特徴です。
独自の制作フローで効率化を図り、高品質な動画を低価格で提供するパッケージプランも展開しています。Web広告やSNS動画でスピード感を持って情報発信したい企業や、予算を抑えつつプロモーション効果を高めたい企業にとって心強いパートナーと言えるでしょう。
3-5.株式会社アイケイワイ(IKY)
株式会社アイケイワイは、イラスト制作や2D/3Dアニメーション制作を得意とする映像プロダクションです。2008年の創業以来、イラストやキャラクターデザインを軸に映像制作からグッズデザインまでワンストップ対応できる体制を築いています。
営業担当者もデザイン経験が豊富なため制作現場への理解が深く、高いクオリティを担保できる点が強みです。
またディレクターを内製化していることで様々なジャンルに柔軟に対応でき、「イラストを活用した説明動画を作りたい」「アニメーションでサービスを分かりやすく伝えたい」といった要望にも高いレベルで応えてくれます。
企画段階から活用シーンを見据えた提案が得意なので、親しみやすいアニメ動画やオリジナルキャラクターを使った映像で訴求したい企業にぴったりの制作会社です。
3-6.メディアフォーユー株式会社
メディアフォーユー株式会社は、テレビ業界で培った経験とノウハウを活かした映像制作を行う会社です。テレビ番組制作の出身者が立ち上げた経緯から、企業の採用動画やブランディング映像であっても物語性のある演出に定評があります。
実際にヤマハやクックパッドなどの大手企業動画を手掛けた実績があり、映像クオリティの高さが魅力です。企業の歴史や理念を自然なストーリーで伝え、「顧客企業の強みを最大限に引き出す」映像作りを得意としています。
丁寧なヒアリングでニーズを深掘りし、採用PRや企業紹介でインパクトを与えたい会社におすすめの制作会社です。
3-7.株式会社ボーダーレス
株式会社ボーダーレスは、企画から撮影・編集まで完全内製化で行う一社完結型の動画制作会社です。社名の「ボーダーレス」通り、国内外の垣根なく活躍している点が特徴で、ベトナムに制作ラボを設立して現地のクリエイターとも協業しています。
この体制により海外向け動画制作や多言語動画にも対応可能で、外国人ナレーターのキャスティングなども柔軟に行っています。全て自社管理で制作するため手厚いサポートが受けられ、高品質な映像を短納期で納品できるのも強みです。
企業VP(ビデオパッケージ)やプロモーションビデオ、Web動画広告まで幅広く対応しており、特に「海外市場向けに動画発信したい」「スピーディーに多本数の動画を作りたい」といったニーズを持つ企業に適した制作会社です。
3-8.株式会社Lumii(ルミー)
株式会社Lumii(ルミー)は、動画マーケティングまで視野に入れた一貫サービスを提供する動画制作会社です。1000本以上の動画制作実績があり、専門のコンサルタントが企業のニーズや商品の魅力を深く理解した上で最適な動画企画を提案してくれます。
戦略立案から撮影・編集・広告配信までワンストップ対応できるため、動画制作とその後の広告運用・効果検証まで任せたいという場合にも頼りになります。
またトップクリエイターに直接依頼するネットワークを持ち、中間マージンを省くことで業界相場の1/3以下という低価格でハイクオリティな動画制作を実現しているのも魅力です。
予算が限られていても妥協したくない企業や、YouTubeチャンネル運用支援まで含めてお願いしたい企業にはうってつけでしょう。
3-9.株式会社キックファクトリー
株式会社キックファクトリーは、創業30年・4000本以上の制作実績を誇る老舗の映像制作会社です。企業PR動画からゲームPV、テレビCM、映画制作の協力まで幅広く手掛けており、映像制作に関連する様々なサービスを展開しています。
豊富な経験で培ったノウハウにより、予算に合わせた柔軟な提案が可能で、高品質な映像をスピーディーに提供できる体制が整っています。社内には個性豊かなプロデューサー陣が少数精鋭で在籍しており、小回りの利くチームで案件ごとに最適な演出を実現してくれます。
企画から撮影・編集まで一貫対応して最後まで寄り添う姿勢を大切にしているため、特に「短い納期でもクオリティを落とさず作ってほしい」「要望に柔軟に応えてほしい」といったニーズを持つ企業には頼もしいパートナーとなるでしょう。
3-10.株式会社ワールド
株式会社ワールドは、最先端の映像技術を駆使したハイクオリティ映像をリーズナブルに提供する制作会社です。官公庁や一般企業のCM・プロモーション動画などを多数制作してきました。
特徴は対応領域の広さで、アニメーションやキャラクター制作、CG、3DCG、360度VR、ARといった最新技術を取り入れた映像表現を得意としています。
さらに多言語対応や海外向け動画制作の実績もあり、英語ナレーション付き動画や海外展開用映像の制作も可能です。加えて、脳科学の知見を活用して視聴者の心を動かす映像作りに取り組んでいる点もユニークです。
「尖った映像表現で他社と差別化したい」「最新技術を取り入れた動画を作りたい」という企業には、柔軟な対応力と技術力を持つワールドがおすすめです。
4. 最適な動画制作会社を見つけよう

東京都内には実に多くの動画制作会社があり、それぞれに強みや特徴があります。本記事では費用相場や選定ポイント、そしておすすめの10社を紹介しました。
まずは自社の動画制作の目的や重視ポイント(予算、納期、表現方法、マーケティング支援の有無など)を整理した上で、適切な候補を選ぶことが大切です。比較検討の際は、各社の実績動画や提供サービスを公式サイトなどで確認し、不明な点は問い合わせてみましょう。
特に初めて外注する場合は、企画段階から丁寧にリードしてくれる会社だと安心です。幸い今回取り上げた会社の中には、初心者向けに手厚くサポートしてくれるところや、ワンストップで任せられるところも多くあります。
特に弊社のアクエリアスムービーズでは企画・撮影・編集から出演者手配、さらにWebマーケティング支援まで一括対応しています。動画制作に関するご相談をいただければ、社内リソースが限られている場合でもスムーズに動画活用を進められるでしょう。
価格面でも中間マージンを省いた提案が可能なため、まずは気軽に相談していただくことをおすすめします。 動画制作会社の選び方次第で、出来上がる動画の効果は大きく変わります。ぜひ本記事の情報を参考に、信頼できるパートナーを見つけてください。
適切な動画コンテンツを活用し、御社のブランド力向上や集客・採用といった目標達成につなげていきましょう。必要に応じて専門家の力を借りながら、効果的な映像マーケティングを実現できることを応援しています。
お問い合わせや見積もり依頼は無料の会社も多いので、まずは一歩踏み出してみてください。きっと自社の課題解決に最適な動画制作パートナーが見つかるはずです。