
「動画制作を依頼したいけれど、何から始めればいいかわからない…」「制作会社とのやり取りで失敗したくない…」そんな不安を抱えていませんか?
初めて動画制作に携わる方にとって、全体の流れが見えないまま進めるのは大きなストレスになります。実際に多くの企業担当者が同じ悩みを抱えていて、事前準備の不足から予算オーバーやスケジュール遅延を経験しています。
しかし安心してください。動画制作は大きく7つのステップに分かれていて、各工程で何をすべきか理解すれば、スムーズに進められます。本記事では動画制作の全体像から各工程の詳細まで、初心者の方でもわかりやすく解説していきます。
目次
動画制作の全体像
動画制作を成功させるためには、まず全体像を把握することが重要です。ここでは動画制作の基本構造と期間の目安について解説します。
動画制作は大きく3つのフェーズに分かれる
動画制作は「プリプロダクション」「プロダクション」「ポストプロダクション」という3つのフェーズで構成されています。プリプロダクションとは撮影前の準備段階を指します。企画立案やシナリオ作成、キャスティングなどがこのフェーズに含まれるのです。
プロダクションは実際に撮影を行う段階になります。カメラや照明、音声機材を使って映像を収録する工程です。そしてポストプロダクションでは撮影した素材を編集して完成形に仕上げていきます。
この3つのフェーズを理解しておくと、制作会社との打ち合わせもスムーズに進むでしょう。各フェーズで何が行われるか知っておくことで、適切なタイミングで必要な判断ができるようになります。
制作期間の目安|動画の種類別スケジュール感
動画制作にかかる期間は、動画の種類によって大きく異なります。商品紹介動画であれば2〜3週間程度で完成することが多いです。静止画素材を活用する場合はさらに短縮できる場合もあるでしょう。
サービス紹介動画は3〜4週間が目安となります。無形のサービスを視覚化するため、企画段階により多くの時間を要するのが特徴です。Web CMの場合は4週間から6週間を見込んでおくと安心でしょう。
Webドラマやブランディング動画は最も時間がかかり、6〜8週間程度必要になります。シナリオの作り込みや複数シーンの撮影が必要なため、十分な制作期間を確保することが大切です。
内製と外注で流れはどう変わる?
動画制作を自社で行う内製と、制作会社に依頼する外注では、流れに違いが生じます。内製の場合は企画から編集まですべて自社スタッフが担当するため、コミュニケーションコストを抑えられます。ただし専門機材や技術が必要となり、品質面での課題が生じやすいのも事実です。
外注の場合はプロの技術を活用できる反面、意思疎通に時間がかかることがあります。しかしワンストップ型の制作会社を選べば、窓口が一本化されてスムーズに進行できるでしょう。自社のリソースと求める品質を考慮して、最適な方法を選択することが重要です。
【STEP1】企画・ヒアリング

動画制作の流れにおいて、最初のステップとなる企画・ヒアリングは最も重要な工程です。この段階での準備が不十分だと、後工程で大きな手戻りが発生する可能性があります。
目的の明確化|「何のために作るのか」を言語化する
動画制作を始める前に「なぜ動画を作るのか」を明確にする必要があります。目的が曖昧なまま制作を進めると、完成した動画が誰にも響かないものになってしまうからです。
動画制作の目的は大きく分けて認知拡大、リード獲得、採用強化、教育・研修などがあります。認知拡大が目的なら視聴者の印象に残るインパクトのある映像が求められるでしょう。リード獲得が目的であれば、問い合わせや資料請求につながる導線設計が必要になります。
目的を言語化する際は「誰に」「何を」「どのように伝えるか」を具体的に書き出してみてください。この作業を丁寧に行うことで、制作会社との認識合わせがスムーズになります。
ターゲット設定|誰に届けたいのかを具体化する
目的と並んで重要なのがターゲット設定です。「30代の会社員」といった漠然とした設定ではなく、より具体的なペルソナを描くことが大切になります。
たとえば「IT企業に勤める35歳の課長で、部下の教育に悩んでいる」というように詳細に設定しましょう。年齢や職業だけでなく、抱えている課題や情報収集の方法まで考えると効果的です。
ターゲットが明確になれば、動画のトーンや使用する言葉遣いも自然と決まってきます。制作会社に依頼する際もターゲット情報を共有することで、的確な提案を受けられるでしょう。
配信媒体の決定|YouTube・SNS・自社サイト・展示会など
動画をどこで配信するかによって、最適な尺や画角が変わってきます。YouTubeであれば横型の16対9が基本となり、数分程度の尺でも視聴されやすい傾向があります。
一方でInstagramやTikTokは縦型動画が主流であり、15〜60秒程度の短尺が好まれます。自社サイトに埋め込む場合は、ページの読み込み速度も考慮してファイルサイズを調整する必要があるのです。
展示会やセミナーで上映する場合は、会場の環境に合わせた音声設計が求められます。配信媒体を事前に決めておくことで、制作段階から最適化された動画を作ることができるでしょう。
予算とスケジュールの共有|制作会社との認識合わせ
制作会社に依頼する際は、予算とスケジュールを最初に伝えることが重要です。予算を明確にすることで、その範囲内で実現可能な提案を受けられます。
予算を伝えずに進めると、見積もりの段階で想定以上の金額が提示されることがあります。そうなると最初からやり直しになり、双方にとって時間のロスが生じてしまうのです。
スケジュールについても「いつまでに完成させたいか」を具体的に伝えましょう。展示会やキャンペーン開始日など動かせない期限がある場合は、必ず初回の打ち合わせで共有してください。
【発注者向け】企画段階で準備しておくべきチェックリスト
企画段階でスムーズに進めるために、以下の項目を事前に整理しておくことをおすすめします。動画制作の目的と期待する効果、想定しているターゲット層の詳細、配信予定の媒体とそのサイズ、希望する動画の尺、参考にしたい動画のURL、使用可能な既存素材の有無、予算の上限、完成希望日と公開予定日です。
これらを整理しておくと、制作会社とのヒアリングが効率的に進みます。資料としてまとめておけば、複数の制作会社に相見積もりを依頼する際にも役立つでしょう。
【STEP2】シナリオ・構成作成

企画が固まったら、次は動画の設計図となるシナリオと構成を作成します。この工程で動画の骨格が決まるため、丁寧に進めることが重要です。
シナリオ(台本)とは?構成案との違い
シナリオとは動画の台本のことを指し、セリフやナレーション、映像の指示が記載されています。構成案は動画全体の流れを示すもので、シナリオの前段階として作成されることが一般的です。
構成案では「オープニング→課題提起→解決策の提示→まとめ」といった大まかな流れを決めます。これが承認されてから詳細なシナリオを書き起こしていくのです。
制作会社によっては構成案とシナリオを同時に提出する場合もあります。いずれにしても、この段階で動画の方向性が決まるため、発注者としてしっかり内容を確認することが大切でしょう。
絵コンテ・字コンテの役割と重要性
絵コンテとは動画の各シーンをイラストで表現したものです。カメラアングルや被写体の動き、画面構成を視覚的に確認できるため、完成イメージを共有しやすくなります。
字コンテは絵の代わりに文章でシーンを説明したものを指します。絵コンテほど視覚的ではありませんが、制作コストを抑えながら内容を伝えられるメリットがあるのです。
どちらを使用するかは動画の種類や制作会社の方針によって異なります。Webドラマのように複雑な演出が必要な場合は絵コンテが重宝されるでしょう。商品紹介動画のようにシンプルな構成であれば字コンテで十分なケースも多いです。
尺(動画の長さ)の決め方|目的別の最適な長さ
動画の尺は目的と配信媒体によって最適な長さが異なります。SNS広告用であれば15〜30秒程度が視聴完了率を高めるのに効果的です。
サービス紹介動画は2分から3分程度が一般的な長さになります。長すぎると離脱されやすく、短すぎると十分な情報を伝えられません。ブランディング動画やWebドラマは5分以上の尺になることもありますが、視聴者を飽きさせない構成力が求められます。
「伝えたいことがたくさんある」という理由で尺を長くするのは避けましょう。情報を詰め込みすぎると、かえって何も伝わらない動画になってしまうからです。
【よくある失敗】伝えたいことを詰め込みすぎる問題と対策
動画制作でよくある失敗の一つが、情報を詰め込みすぎることです。「せっかく作るのだから」という心理から、あれもこれも入れたくなる気持ちはわかります。
しかし視聴者の集中力には限界があるのです。一つの動画で伝えるメッセージは多くても3つ程度に絞りましょう。伝えたいことが多い場合は、複数の動画に分けて制作することを検討してください。
制作会社から「情報を絞りましょう」と提案された場合は、素直に受け入れることをおすすめします。プロの視点からの助言は、動画の効果を高めるために必要なものなのです。
【STEP3】キャスティング・ロケハン

シナリオが完成したら、いよいよ撮影に向けた具体的な準備が始まります。出演者の選定やロケーション探しなど、撮影を成功させるための重要な工程です。
出演者の選定|社員出演・モデル起用・役者起用の違い
動画の出演者は大きく分けて自社社員、モデル、役者の3パターンがあります。社員出演はリアリティがあり、コストを抑えられるメリットがあるでしょう。ただしカメラ慣れしていない場合は緊張が映像に出てしまうことも少なくありません。
モデルを起用すると、洗練されたビジュアルの動画に仕上がります。商品やサービスのイメージに合った人物を選べるため、ブランディング効果も期待できるのです。
役者起用はWebドラマやストーリー性のある動画に適しています。演技力が求められるシーンがある場合は、プロの役者に依頼するのが安心でしょう。モデル事務所を併設している制作会社であれば、キャスティングもスムーズに進められます。
ナレーター・声優の手配
動画にナレーションを入れる場合は、ナレーターの手配も必要になります。ナレーターの声質やトーンは動画の印象を大きく左右する要素です。
落ち着いた雰囲気を出したい場合は低めの声のナレーターが適しているでしょう。親しみやすさを重視するなら、明るいトーンの声を選ぶのがおすすめです。
制作会社によってはナレーターのサンプルボイスを複数用意してくれます。実際の声を聞いて選べるため、イメージとのミスマッチを防げるでしょう。
ロケーション選定(ロケハン)のポイント
撮影場所の選定をロケハン(ロケーションハンティング)と呼びます。シナリオの内容に合った場所を探し、実際に下見を行うのです。
ロケハンでは映像的な魅力だけでなく、実務的な条件も確認します。電源の確保は可能か、機材の搬入経路はあるか、騒音の問題はないかなどをチェックするのです。
屋外での撮影を予定している場合は、天候による予備日の設定も必要になります。スタジオ撮影であれば天候に左右されず、安定した環境で撮影できるメリットがあるでしょう。
香盤表・撮影スケジュールの作成
香盤表とは撮影当日の詳細なタイムスケジュールを記した表のことです。何時にどのシーンを撮影するか、出演者やスタッフの動きを時系列で整理します。
香盤表があることで、当日の撮影がスムーズに進行するのです。出演者も自分の出番を把握できるため、効率的に撮影を進められます。
制作会社から香盤表が共有されたら、内容を確認して不明点があれば質問しましょう。発注者側の担当者が撮影に立ち会う場合は、自身のスケジュールとの調整も必要になります。
【発注者向け】撮影前に確認すべき許可・権利関係
撮影前には許可や権利関係の確認が欠かせません。自社オフィスで撮影する場合でも、映り込む可能性のある社員への事前説明が必要でしょう。
ロケ撮影の場合は施設の使用許可を取得しなければなりません。公共の場所で撮影する際は、自治体への届出が必要なケースもあります。
また動画内で使用する音楽や画像の著作権にも注意が必要です。制作会社が手配してくれることが多いですが、自社で用意した素材を使う場合は権利関係を確認しておきましょう。
【STEP4】撮影

準備が整ったら、いよいよ撮影本番です。この工程では、実際にカメラを回して映像を収録していきます。
撮影当日の流れ|タイムスケジュール例
撮影当日は香盤表に沿って進行します。一般的な流れとしては、まず機材のセッティングから始まるのです。照明や音声機材を設置し、カメラ位置を決めていきます。
出演者が到着したらヘアメイクと衣装の準備を行います。その後リハーサルを経て本番撮影に入る流れです。
シーンごとに複数テイクを撮影し、監督やディレクターがOKを出したら次のシーンに移ります。予定通りに進まないことも多いため、スケジュールには余裕を持たせておくことが大切でしょう。
撮影機材の種類|シネマカメラ・ドローン・スチール撮影
プロの動画制作では様々な機材が使用されます。シネマカメラは映画のような高品質な映像を撮影できる機材です。被写界深度の調整や高いダイナミックレンジにより、美しい映像表現が可能になります。
ドローン撮影は空撮映像を撮影する際に使用されるものです。広大な風景や建物の全景を印象的に映し出せるため、企業紹介動画やブランディング動画で活用されることが多くなっています。
スチール撮影は静止画の撮影を指します。動画撮影と同時にサムネイル用の写真や広報素材を撮影しておくと、後々の活用に便利でしょう。
照明・音声収録のポイント
映像のクオリティを左右する重要な要素が照明です。適切な照明設計により、被写体を美しく見せたり、雰囲気を演出したりできます。
音声収録も映像と同じくらい重要な要素になります。どれだけ映像が美しくても、音声が聞き取りにくければ視聴者は離脱してしまうのです。
プロの撮影現場では専用のマイクを使用して音声を収録します。ピンマイクやガンマイクなど、シーンに応じた機材を使い分けることで、クリアな音声を確保できるでしょう。
【よくある失敗】撮影現場でのトラブルと事前対策
撮影現場では予期せぬトラブルが発生することがあります。よくあるのが出演者の体調不良やスケジュールの遅延です。予備の出演者を確保しておくか、スケジュールに余裕を持たせることで対策できます。
機材トラブルも起こりうるリスクの一つでしょう。経験豊富な制作会社であれば予備機材を用意しているため、大きな問題にはなりにくいです。
天候の急変も屋外撮影では避けられないリスクになります。事前に天気予報を確認し、予備日を設定しておくことが重要でしょう。
【STEP5】編集

撮影が終わったら、収録した素材を編集して完成形に仕上げていきます。動画の印象を左右するこの工程は、動画制作の中でも重要な工程です。
編集作業の流れ|カット編集→テロップ→BGM→MA
編集作業はまずカット編集から始まります。撮影した素材の中から使用するカットを選び、シナリオに沿って並べていく作業です。
次にテロップや字幕を挿入していきます。視聴者の理解を助けるテキスト情報を適切なタイミングで表示させるのです。BGMや効果音を加えることで、映像に感情や雰囲気が生まれます。
最終的にMA(マルチオーディオ)と呼ばれる音声の最終調整を行います。ナレーション、BGM、効果音のバランスを整え、聞きやすい音声に仕上げるのです。
テロップ・字幕・アニメーションの挿入
テロップは動画の情報伝達において重要な役割を果たします。話している内容を文字で補足することで、音声を出せない環境でも内容を理解できるようになるのです。
字幕はナレーションやセリフを文字起こししたものです。外国語への翻訳字幕を付けることで、海外向けの展開も可能になります。
アニメーションは動きのあるグラフィック表現を指します。ロゴの登場シーンや数値データの表示などに活用すると、視覚的なインパクトを与えられるでしょう。
BGM・効果音(SE)・ナレーション収録
BGMは動画の雰囲気を大きく左右する要素です。明るい曲調であれば前向きな印象を与え、落ち着いた曲調であれば信頼感を演出できます。
効果音は場面転換や強調したいポイントで使用されるものです。適切な効果音を入れることで、視聴者の注意を引きつけられます。
ナレーション収録は専用のスタジオで行われることが多いです。防音環境で収録することにより、クリアな音声を確保できるのです。
カラーグレーディングで映像の質を高める
カラーグレーディングとは映像の色調を調整する作業のことです。撮影時の映像を補正し、より美しく印象的な映像に仕上げます。
同じ素材でもカラーグレーディングによって全く異なる印象になるのです。温かみのある色調にすれば親しみやすさが増し、クールな色調にすれば洗練された印象を与えられます。
ブランディング動画などでは企業のイメージカラーに合わせた色調整を行うこともあります。映像のトーンを統一することで、一貫したブランドイメージを構築できるでしょう。
【よくある失敗】修正回数が増える原因と防ぎ方
編集段階でよくある失敗が、修正回数の増加です。「イメージと違った」という理由で何度も修正を依頼すると、追加費用が発生することがあります。
修正回数を減らすためには、企画段階での認識合わせが重要になります。参考動画を共有したり、完成イメージを具体的に伝えたりすることで、方向性のずれを防げるのです。
また初稿確認の際は社内の関係者全員から意見を集めてから制作会社に伝えましょう。担当者ごとにバラバラに修正依頼を出すと、対応が煩雑になってしまいます。
【STEP6】試写・修正

編集が一段落したら、発注者による確認と修正のフェーズに入ります。完成度を高めるための重要な工程です。
初稿(ラフ編集)確認のポイント
初稿は完成版の一歩手前の状態で提出されます。この段階ではBGMや効果音が仮のものだったり、テロップが未調整だったりすることがあるでしょう。
初稿確認で見るべきポイントは全体の流れと構成です。メッセージが正しく伝わる構成になっているか、尺は適切かを確認してください。
細かいデザインや文字の調整は後の段階で行えます。まずは大きな方向性に問題がないかをチェックすることが大切でしょう。
修正依頼の出し方|具体的なフィードバックのコツ
修正依頼は具体的に伝えることが重要です。「なんとなく違う」という曖昧なフィードバックでは、制作会社も対応に困ってしまいます。
効果的なのは「何秒のシーンの、どの部分を、どのように変更してほしいか」を明確に伝えることです。タイムコードを指定すると、より正確に意図が伝わります。
修正の理由や背景も併せて伝えると、制作会社が意図を汲み取りやすくなるでしょう。単なる指示ではなく、コミュニケーションを意識することで良い結果につながります。
修正回数と追加費用の関係
多くの制作会社では修正回数に上限を設けています。契約時に「修正は2回まで」といった条件が定められていることが一般的です。
上限を超えた修正には追加費用が発生することがあります。予算オーバーを防ぐためにも、初稿確認の段階で社内の意見を集約しておくことが大切でしょう。
大幅な方向転換を伴う修正は特に費用がかかりやすいです。企画段階でしっかり認識を合わせておくことが、結果的にコスト削減につながります。
完パケ(完成版)納品までの流れ
修正が完了し、最終確認でOKが出たら完パケとなります。完パケとは「完全パッケージ」の略で、納品可能な完成状態を指す言葉です。
完パケ後の修正は基本的に追加費用が発生します。最終確認は慎重に行い、問題がないことを確認してから承認しましょう。
納品時には使用した素材データや各種書類も一緒に受け取ることが多いです。将来的に動画を再編集する可能性がある場合は、素材データの受け取りについて確認しておくと良いでしょう。
【STEP7】納品・公開

動画制作の流れも最終段階に入りました。完成した動画を適切な形式で受け取り、公開後の効果測定まで行います。
納品形式の種類|MP4・MOV・各SNS向け書き出し
動画の納品形式は用途によって異なります。最も汎用性が高いのはMP4形式で、ほとんどの媒体で再生可能です。
MOV形式は高品質を維持したい場合に選ばれることが多くなっています。編集用のマスターデータとして保管しておくと、将来の再編集に役立つでしょう。
SNSに投稿する場合は各プラットフォームの推奨形式に合わせた書き出しが必要です。制作会社に依頼すれば、複数の形式で納品してもらえることがほとんどです。
効果測定の指標|再生数・視聴維持率・CVRなど
動画公開後は効果測定を行うことが重要です。再生数は最も基本的な指標であり、動画がどれだけ見られたかを示します。
視聴維持率は動画のどの時点まで視聴されたかを示す指標です。途中で離脱が多い場合は、その部分の内容を改善するヒントになります。
CVR(コンバージョン率)は動画視聴後に問い合わせや購入などのアクションにつながった割合を示すものです。動画の目的に応じて重視する指標を設定しましょう。
動画広告運用との連携|制作後のマーケティング活用
完成した動画を広告として配信することで、より多くの人に届けられます。YouTube広告やSNS広告など、配信先は様々です。
広告運用では動画の内容だけでなく、ターゲティング設定や予算配分も重要になります。動画制作から広告運用まで一貫してサポートしてくれる制作会社を選ぶと、効率的にマーケティングを展開できるでしょう。
動画制作の費用相場

動画制作の流れを理解したところで、気になるのが費用面でしょう。ここでは費用相場と価格を左右する要素について解説します。
価格帯別|期待できる品質と制作範囲
動画制作の費用は動画の種類や工程によって大きく変動します。
| 動画の種類 | 価格帯 | 特徴・備考 |
| 商品販促動画 | 15万円〜 | 静止画素材を活用することでコストを抑えられる |
| サービス紹介動画 | 48万円〜 | 撮影やキャスティングが必要になると費用が上がる傾向 |
| Web CM | 57万円〜 | 撮影やキャスティングが必要になると費用が上がる傾向 |
| Webドラマ・eラーニング動画 | 65万円〜 | シナリオ作成、役者の起用、複数シーンの撮影が必要なため高額 |
ワンストップ制作が低コストを実現できる理由
ワンストップ型の制作会社は企画から納品まで一社で完結します。複数の会社に分業で依頼する場合と比べて中間マージンが発生しないため、コストを抑えられるのです。
また窓口が一本化されることで、コミュニケーションコストも削減できます。認識のずれによる手戻りが減り、結果的にスムーズな進行が可能になるでしょう。
モデル事務所を併設している制作会社であれば、キャスティング費用も抑えられます。外部のモデル事務所を通さないため、低コストで高品質な出演者を手配できるのです。
失敗しない動画制作会社の選び方

動画制作の流れを把握したら、次は信頼できる制作会社選びが重要になります。発注前に確認すべきポイントをまとめました。
実績・ポートフォリオの確認方法
制作会社のWebサイトには過去の制作実績が掲載されています。自社が作りたい動画と似たテイストの実績があるか確認しましょう。
東証プライム上場企業との取引実績がある会社は、一定の品質と信頼性が期待できます。クライアントの声や導入事例も参考になる情報でしょう。
ワンストップ対応か分業制か
制作会社によって対応範囲は異なります。企画から納品まで一貫して対応するワンストップ型と、一部工程を外部に委託する分業型があるのです。
ワンストップ型は窓口が一本化されてコミュニケーションがスムーズになります。分業型は専門性の高いスタッフをアサインできるメリットがある一方、調整に時間がかかることもあるでしょう。
キャスティング力(モデル・役者の手配)
出演者を起用する動画の場合、キャスティング力は重要な選定基準になります。モデル事務所を併設している制作会社であれば、豊富な選択肢の中から最適な人材を提案してもらえるでしょう。
外部に依頼する場合と比べてコストを抑えられるのもメリットです。スケジュール調整もスムーズに進みやすくなります。
制作後のサポート体制
動画制作だけでなく、その後の活用までサポートしてくれる会社を選ぶと安心です。広告運用やWebサイト制作まで対応できる会社であれば、マーケティング全体を任せられます。
動画を作って終わりではなく「作った先のこと」まで考えてくれるパートナーを見つけることが、動画マーケティング成功の鍵となるでしょう。
動画制作の流れを理解して、プロジェクトを成功させよう
動画制作の流れは企画・ヒアリング、シナリオ・構成作成、キャスティング・ロケハン、撮影、編集、試写・修正、納品・公開という7つのステップで構成されています。各工程で何が行われるか理解しておくことで、制作会社とのコミュニケーションがスムーズになるでしょう。
成功する動画制作のために大切なのは、企画段階での目的明確化、制作会社との密なコミュニケーション、そして適切なパートナー選びの3点です。特に最初の企画段階で手を抜くと、後工程で大きな手戻りが発生してしまいます。
動画制作の流れに不安がある方や、何から始めればいいかわからない方は、まず制作会社に相談してみることをおすすめします。経験豊富なプロに相談することで、自社に最適な動画制作の進め方が見えてくるはずです。
最後になりますが、当社、アクエリアス・ムービーのようにワンストップで対応でき、モデル事務所も併設している制作会社であれば、低コストで高品質な動画制作を実現できるでしょう。ぜひお気軽にご相談ください。
